
目次☟
- 熱中症とは?
- 熱中症予防と対策
熱中症とは?
暑くなる時期に注意が必要な熱中症を紹介します。
熱中症とは、体の中に熱がこもって体温が上昇し、水分や塩分が低下して体の機能や意識障害がでる症状です。
起こりうる状況として気温が高い時にかかる症状と思いがちですが、気温が低くても湿度が高い場合であれば症状が出てしまう可能性があります。なぜかというと、汗が乾きにくく体温が下がらず、熱が体にこもってしまうからです。
年配の方は体温を調節するための発刊機能が低下するといわれています。よって熱中症に陥りやすく注意が必要です。
熱中症予防と対策
第一の予防はこまめな水分補給です。入浴の前後や就寝前、起床時に水分補給をしましょう。
運動をして汗をかいた後は塩分が失われているので塩分補給も必要です。塩分を含むスポーツ飲料による水分補給はよいのですが、糖分の摂取量を控えている糖尿病の方は注意が必要です。スポーツ飲料には塩分だけでなく糖分も含まれているからです。
第二の予防は体温の上昇を抑えることです。暑い時間帯(11時~15時)の外出は避け、暑い時間帯に外出しなければならない時は、日陰を選んで歩いたり、時々は風通しの良い日陰で休むようにしましょう。日傘さしたり帽子をかぶるのもよいでしょう。
屋内では扇風機やエアコンを適切(温度28度以下、湿度40%~60%)に使い、すだれやカーテンで直射日光を防ぎましょう。
万が一、体温が上がってしまった時の対策として太い血管が通っている脇の下や首、脚の付け根、を冷やすと効果的に体温を下げる事ができます。
また節電に対する高い意識の中、年配の方は室内で熱中症にかかる傾向がある為エアコン等上手に使っていただきたいと思います。
「あさがお」平成25年7月号・令和2年7月号から
※記事を書いた薬剤師さんは「くすりのエスエス堂」に勤務されています。
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