紫外線対策

目次☟

  • 紫外線とは?
  • 紫外線対策5つのポイント
  • 紫外線の盲点

紫外線とは?

夏になってくると気なるのは紫外線ですね。紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち波長が長くエネルギーの高い光をさします。

UVは紫外線の英語(ウルトラバイオレット)の略です。紫外線はUVーA,B,C波の三種類に分けられA,B波が地球に届いています。B波は皮膚の表面や眼に有害で日焼けを起こし皮膚がんの原因になります。

一方A波は、B波程ではありませんが、長時間浴びた場合は細胞を傷つけ皮膚の奥まで届く為、B波と同じような健康被害の原因となります。又、しわやたるみ等の「肌の老化」を引き起こす原因にもなります。

ですが、紫外線は悪い面だけではなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの生合成にも係り、皮膚病の治療にも使用されたりすることもあります。

紫外線対策5つのポイント

5月~8月は一年のうちで最も紫外線が強くなる季節。そこで紫外線対策に有効な5つのポイントをお話したいと思います。

◎日焼け止めは重ね塗りが効果的。薄く塗ると効果が落ちます。また汗で落ちたら、まめに塗りなおす事が大切です。※注意※肌荒れの原因になることがあるのでまず少量で試す。    

◎紫外線は十時から十四時位がピーク、この時間帯の外出はひかえる。お出かけの際は、日傘や帽子の活用、UVカットの眼鏡やサングラスの使用が有効です。

◎服装は濃い色で風通しの良いものを。濃い色は紫外線の透過率が低く肌に影響を受けにくいです。

◎アスファルトなどの照り返しの強い場所では要注意。梅雨時期でも紫外線は降り注いでいます。曇っているからと安心しないでしっかり紫外線対策をしましょう。 

紫外線の盲点

紫外線対策で肌の日焼けだけを注意しますが、実は『目』の日焼けを見落としがちです。目の日焼けは肌とは違い、黒くなることはありませんが、充血、異物感、乾燥、目が開かない、涙が止まらないなどの様々な症状が出ます。

また、目から入った紫外線によりメラニン色素が作られ、肌が黒くなるので、いくら肌の日焼け対策を行っても目が無防備のままだと対策は不十分です。

 目の紫外線対策としてサングラスを着用することが効果的です。サングラスの種類ではUⅤカット仕様の調光レンズや乱反射を防いで自然光のみを目に伝える偏光レンズが優れています。サングラスを選ぶ際には、出来るだけサングラスと顔の隙間から紫外線が入らないようフィットするものを選びましょう。

「あさがお」平成25年5月号・平成26年8月・平成29年8月から

※記事を書いた薬剤師さんは「くすりのエスエス堂」に勤務されています。

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