頭痛(緊張性頭痛)

頭痛のタイプ(困ったら病院へGO)

頭痛のタイプは、片頭痛と緊張型頭痛などがあります。慢性的な頭痛を有する人は、人口の四〇〇〇万人と推定されています。緊張型頭痛は、慢性頭痛のなかで最も一般的なタイプで、症状が軽い人を含めると二二〇〇万人と言われています。

一方、片頭痛患者は約八四〇万人で、二〇代~四〇代の女性に多いのが特徴です。

治療方法は偏頭痛と緊張型頭痛では異なり、間違った事をすると症状が辛くなる事があります。自分の頭痛がどのタイプに分類されるか確認する事がとても重要です。

頭痛はありふれた症状の一つであり、病院を訪れる人は多くないようです。頭痛で困ってる方は、我慢しないで受診されることをおすすめします。

緊張性頭痛

今回は特に学生さんや若い人に多い「緊張性頭痛」についてお話します。参考になればありがたいです♪

学生さんや若い方に多い頭痛の症状として「緊張性頭痛」があります。パソコンや携帯電話等で、同一姿勢を長時間続けることなどが原因と考えられます。首の後や肩、背中の筋肉が緊張することで、筋肉の血流が低下し、頭痛が筋肉からおこります。

最近では「スマートホン症候群」という言葉も出て来ており、けんしょう炎、眼精疲労、視力の低下、ドライアイの原因にもなっております。スマホの利用に関しては、こういった身体に対しての不調だけでなく、スマホが無いと不安を感じる「スマホ依存症」も現在問題になっております。

改善法として、長時間の同一姿勢を避け、肩こりを緩和する軽い体操を生活に取り入れたり、また、携帯電話を触る時間を決めるなど規則正しい生活を送り、緊張型頭痛を引き起こし易い生活環境を断ち切る工夫が必要です。

「あさがお」平成26年4月・令和年12月号から

※記事を書いた薬剤師さんは「くすりのエスエス堂」に勤務されています。