白内障と緑内障

今回は、「白内障」「緑内障」についてお話します。

①白内障:ピントを合わせるレンズの役割をしている水晶体が濁る病気で多くは加齢が原因です。

かすんで見える、ぼやける、まぶしいなどの症状が現れます。進行すると視力が低下します。

治療は水晶体を眼内レンズに置き換える手術が一般的です。点眼薬もありますが、進行を予防するだけに留まります。

②緑内障:一般的に眼圧が高くなることで視神経に障害が起こり、見える範囲が狭くなる病気です。進行はゆっくりで、かなり進行するまで自覚症状がありません。

視神経は一度障害が起こると元に戻せません。治療の基本は症状を悪化させないことです。薬物療法やレーザー療法が無効の場合は手術をします。

これらの病気を早期発見するためにも年に一回は眼科検査を受けましょう

「あさがお」平成30年9月号

※記事を書いた薬剤師さんは「くすりのエスエス堂」に勤務されています。