コロナ感染1千万人超え

お世話になってます。熊日の小出です。今回は6/29付け熊日1面の「コロナ感染 1千万超え」についてまとめました。

◎米、ジョンスホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が28日、世界全体で1千万人を超えた。最初の感染者が報告されてから約半年が経過したが、米大陸などでの被害が依然深刻で、過去最悪ペースでの拡大が続いている。死者は49万9千人を上回っている。

2020.6/29熊日朝刊

感染者が急速に増加している

感染者は、4月2日に100万人を超えて以降、12~13日ごとに100万人が上積みされていたが、5月21日以降はハイペースで加速。6月22日には過去最短の6日で100万人が増え、900万人に達していた。

国別でみると、約3000万件のウイルス検査を実施した米国が最も多く250万人。ブラジルの130万人と合わせて世界の3分の1を占めています。10万人を超える国も19か国に上っています。

WHO(世界保健機構)の報告によると、感染者全体のおよそ5割が南北アメリカ大陸が占めており、死者の約75%も同大陸からと、被害拡大の中心となっています。

6.29 熊日朝刊

背景には検査体制の充実や外出制限解除

感染者急増の背景には、ウイルス検査体制の広がりと各国が外出制限を解除したことも影響しているとされています。

特に、米国やブラジルなど感染予防対策に積極的ではない国で拡大傾向があります。

ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は、新型コロナウイルスは「ちょっとした風邪」にすぎないと発言し、各国の都市封鎖に関しても、「大量監禁」だと批判しています。

国によって対応は様々で、どの国がいい対策、悪い対策というのははっきり分からいないと思いますが、各国は、経済再開と感染対策のバランスを取りながら、難しい政策判断が迫られています。

日本はどうなのか?

世界的に感染拡大が続くなか、日本では新規感染者はなくならないものの「都市封鎖」など強制的な措置は行わず落ち着いてきました。

日本などの東アジア諸国では、死亡率が低い傾向もあり、欧米諸国との違いも注目されています。背景にはマスク着用が習慣化しているなど、衛星面での意識の違いが表れていると考えられています。

しかし、数字でみると日本は諸外国と比べPCR検査の数が大幅に少ない傾向があります。人口1000人あたりの検査数は、世界で2番目に低い水準となっています。(下図)

OECD各国と日本のPCR検査の数の比較。人口1000人に対し、何人が検査を受けているか。日本は1.8人で下から2番目に少ない。OECD36カ国の平均は23.1人。Via:OECD, “Testing for COVID-19: A way to lift confinement restrictions.“April, 28, 2020

政府は今後PCR検査を拡大する方針ですが、検査体制や検査方法などの問題もあり、さほど増えてはいない状況ですが、企業内では需要も広がっています。

PCR検査の需要が大手企業の間で広がっている。日本経済新聞が主要85社に聞き取り調査したところ、三菱商事が既に検査を実施したと回答した。全体の約2割の16社が「実施を検討中」と答えた。海外事業の比重が高い機械や自動車関連の企業で海外渡航の際にPCR検査を求められるケースが出てきている。

日経 6.28付けから

今後、日本でPCR検査の数が増えると、約40%存在するといわれている「無症状の感染者」も浮き彫りになる可能性もあり、感染者数が数字上では増加する可能性もあります。

とはいっても、個人でできる事は限られるので、うがい、手洗いの徹底、人と会うときにはマスク着用するなどできる事を継続することが大切ですね。