熱性痙攣(けいれん)

今回は熱性痙攣のさわりについてです。熱性痙攣は小児の3~8%に認められる、比較的珍しくない神経疾患です。その発症ピークは1歳で、約90%は3歳までに発症すると言われています。大部分は単純型熱性痙攣で(96.9%)、過去に熱性痙攣が1,2回の場合は経過を観察するだけです。しかし、痙攣の持続時間が20分を超えたり、24時間以内に発作を繰り返したりする複合型熱性痙攣も少なからずあります(3.1%)。

 さて、そんな熱性痙攣の時に問題となってくるのは抗ヒスタミン薬です。抗ヒスタミン薬は、鼻炎や皮膚掻痒感に子どもでも用いられる、非常にポピュラーな薬剤です。昔からある第1世代から、眠気が少なくなってきた第2世代まで様々です。しかし、この抗ヒスタミン薬は何らかの刺激によって痙攣発作を惹起しやすくなります。(日本神経学会「てんかん治療ガイドライン2010追補版[2014年度]」にも記載されています)。

過去に熱性痙攣を経験された場合はお薬を飲む前に是非、医師・薬剤師にご相談下さい。

あさがお平成27年8月号から 

※記事を書いた薬剤師さんは「くすりのエスエス堂」に勤務されています。