年金運用(GPIF)12兆円黒字

▽8/6熊日朝刊から

公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の4~6月期の運用実績が12兆円代の黒字となったことが5日分かった。1~3月期は4半期ベースで過去最悪の約17兆円の赤字だったが、一転して過去最高の収益となった。

新型コロナウイルスの感染が広がる中、米国などが4月ごろから経済活動を再開し国内外の株価が上昇したことが要因。GPIFは主に国内外の株式、国内外の債券という四つの資産に分散投資している。国内外の株式比率が約50%を占めているため、株式市場の値動きによってGPIFの運用成績が大きく左右される。19年度の運用状況は4~6月、7~9月、10~12月の各期で黒字だった。

今年の1~3月期は感染拡大を受け、世界経済と企業収益の先行き懸念から国内外の株価が下落し、17兆7072億円の大幅赤字に転落した。

まとめ

GPIFについての動画

動画で詳しい事は解説されていますが、GPIFは私たちの年金の一部(年金積立金)を運用している政府機関で、資産配分は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券がだいたい25%ずつ分散投資しています。

そもそも年金の仕組みは、現役世代が稼いだお金の一部を引退した世代に給付する仕組みとなっています。なので少子高齢化によって未来の現役世代の負担が大きくなる問題が発生します。GPIFはこういった問題を見据え、年金の一部を株などに投資をして年金の財源を増やそうとしているわけです。

中には、「損したら年金が減らされるじゃないか」と思われる方もいるかと思いますが、財源の年金積立金は全体の1割程度なので仮に大幅に損をしたとしても給付額が減る事は考えにくいです。

ちなみに2001年~2018年までの運用実績はトータル収益で+65.8兆円(運用額159兆円)と大きくプラスとなっています。2019年度に関してはコロナによる株価暴落を受けて約8兆円のマイナスでしたが、上記のような長い目で見るとそこまで影響は大きくないと思います。

今後は国際情勢なども考慮し資産配分が変更になる可能性はありますが、個人的には安心して任せられる数少ない政府機関だと思います。

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