データでみる飲食店 復活の3条件

参考資料:8/25日経

新型コロナウイルスによって、大きな影響を受けた飲食業界ですが、客足の戻り方に差が出ています。トレタ(東京・品川)の顧客管理サービスを導入する全国1万店のデータによると、来店客の回復は【ランチ】【住宅街立地】【少人数】ほど早かった。営業スタイルや出店戦略の変化を求められそうだ。

①時間はランチ帯

消費者が予約の際に指定した来店時間などから推計すると、8月10~16日は午後9時~11時台の来客数が前年同期比55%のマイナスだった。緊急事態宣言が出ていた4月下旬の98%減よりは、回復したものの、38%減まで戻したランチ(午前11時~午後2時台)と比べると苦戦が目立っている。つまり、夜の飲食をメインにしたお店はランチメインのお店よりもお客さんが戻ってきていないという事ですね。

出所:トレタ、来店客数の前年同期比増減率

②立地は住宅周辺

店舗の立地別にみても、客足の回復にはバラツキが出ている。人口が密集する東京都内で調べると、代表的なオフィス街である千代田区や中央区は8月10日~16日の来客数が前年同期比6割前後のマイナスだった。両区の飲食店はビジネスパーソンが主要顧客で、コロナ禍で在宅勤務が浸透したことが重荷となっている。一方で、住宅の多い目黒区は25%減で、3月上旬と同水準、成城や二子玉川といった人気エリアを抱える世田谷区は8%減まで戻り、前年並みが視野に入っている。

以前は、会社帰りにオフィスの近くで飲食していた人々が、家族と自宅近くで飲食店を訪れるようになったと見られています。

出所:トレタ、来店客数の前年同期比増減率

③人数は1人~2人

感染リスクが高いとされる大人数の宴会も、前年と比べるとほとんど開かれていない。8月10~16日は1人~2人での来店が前年比21%のマイナスまで回復したのに対し、3~5人のグループは41%減、6~10人は65%減だった。11人以上の大人数となると82%減という深刻な状況が続く。

出所:トレタ、来店客数の前年同期比増減率

まとめ

飲食店の営業戦略は「消費者が職場に出かける事」を前提に築かれていましたが、コロナでその前提が崩れました。数字で見ると、夜の食事よりランチ、食事する場所は職場の近くから自宅の近くに、食事をする理由も宴会などから家族で食事に出かけるという流れになっています。

私が住んでいるあさぎり町でも、飲食店さんが「宴会が少ないから大変だ」という声もよく耳にします。しかし、ランチ時間だけ見ると、そこまでお客さんが減っている感じはしていません。傾向として感じているのは「常連さんが多くメニューがあまり多くない店」が繁盛している感じもします。

個人的な意見としては、「大人数の宴会などで利益をとる」から「お店の看板メニューで常連さんにリピートしてもらう」という考えが大事になってくるのかなと思います。なので、今後は新規顧客を獲得するより、つながりを深めて常連さんになってもらう努力もとても重要なのではと感じる記事でした。