数字で見る新型コロナ

11月に入り全国的に新型コロナの感染拡大が広がっています。現在、日本はどういった状況なのか、また世界と比較しての違いを集計しまとめましたのでよろしければご覧になってください。(データは11/28時点です)

表1▽検査数、感染者数、感染率の推移

検査数:検査を受けた人 感染者数:検査で陽性反応が出た人 感染率:検査を受けた人で陽性反応が出た割合

2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月合計
検査数1560303141143331230171209953141626176025674505497257203073159465
感染者数210168212361
第1波
305617481736732000
第2波
150911758343662
第3波
144760
感染率13.5%5.5%10.8%
4/7~5/25緊急事態宣言
2.5%
1.4%
5.5%5.2%2.7%3.2%6.1%4.6%
引用:厚生労働省

表1から読み取れる事は、4月は感染率が10%を超えていますが、5月は2.5%と約4分の1におさまっており、緊急事態宣言の効果があったのではと読み取れます。しかし、第2波、第3波といわれる8月、11月には再び感染者数が増加しています。ただ、検査数の中で陽性反応が出た人の割合は4月の約半分となっています。

7月以降は検査体制の拡大もあり検査数が大幅に増えています。検査数が増えたから感染者数が増えたという事も読み取れます。

表2▽国内年代別感染者数、感染比率、死亡者数、致死率
年代感染者数感染比率死亡者数致死率年代感染者数感染比率死亡者数致死率
80代以上94646.5%108911.5%40代2189715.1%170.08%
70代102567.1%4964.8%30代2457817.0%
50.02%
60代124418.6%1701.4%20代以下4985234.4%10.002%
50代1977413.7%600.3%合計14826218151.22%
引用:新型コロナウイルス 日本国内の最新感染状況マップ

表2から読み取れる事は、感染者の約80%が50代以下の若い世代ですが、死者数の約90%が70代以上の高齢者に集中しています。致死率も年代と比例し上昇しており、特に70代以上が突出して高くなっています。

表3▽インフルエンザとの比較
感染者数死者数致死率人口10万人当たりの死亡者数
インフルエンザ(2017)約1400万人25690.02%2.14人
インフルエンザ(2018)約1200万人33250.03%2.77人
新型コロナ約14万人18151.22%1.75人(11月25日時点)
引用:厚生労働省人口動態調査

表3から読み取れる事は、インフルエンザの方が新型コロナよりも感染者数は約10倍ですが、致死率は50倍コロナの方が高くなっています。同じ感染症でも新型コロナの方が危険度は高いと言えます。

しかし、死者数だけでみると11月25日時点では、インフルエンザの方が多く国民全体でみるとインフルエンザで亡くなる確率の方がコロナよりも高い事が読み取れます。

表4▽国別検査数、感染者数、感染率、死亡者、検査率(11/28時点)

①検査数:検査回数 ②感染者数:検査で陽性反応が出た人数 ③感染率:陽性数/検査回数 ④死亡者:新型コロナが要因の死者数 ⑤致死率:感染者の死亡する確率 ⑥検査率:全国民の中で検査を受けた人の割合 ⑦全国民の中での感染割合

①検査数②感染者数③感染率④死亡者数⑤致死率人口⑥検査率⑦人口比感染率
日本316万回14万8262人4.7%1815人1.22%1億2千万人2.8%0.12%
アメリカ1億9千万回1400万人7.2%24万7千人1.75%3億3千万人59.1%4.25%
インド1億4千万回950万人6.7%14万人1.45%14億人10.3%0.69%
ブラジル2600万万回640万人24.9%17万人2.72%2億1千万人12.1%3.00%
ロシア7700万回230万人3.0%4万人1.74%1億4千万人52.6%1.59%
フランス2100万回220万人10.8%5万3千人2.4%6500万人31.6%3.41%
スペイン2300万回167万人7.3%4万5千人2.72%4600万人49.2%3.58%
イギリス4300万回164万人3.8%6万人3.59%6800万人64.3%2.42%
イタリア2200万回162万人7.3%5万6千人3.48%6000万人36.6%2.68%
参考:worldometer https://www.worldometers.info/coronavirus/

日本は感染者数は世界で45番目、死亡者数は54番目と他国と比べ感染拡大が抑えられています。⑤致死率をみても他国と比べ低くなっています。

しかし、日本は⑥検査率が圧倒的に低い事がわかります。同じ先進国である欧米諸国に比べ10~20分の1程度の検査数となっています。アメリカでは病院以外にも町中で検査が受けられるような体制が整備されており首都のニューヨーク州では現在700ヶ所で検査する事ができます。

一方、日本では病院や保健所といった限られた場所でしか受けられないので他国と比較すると検査数が断トツで少なくなっています。なので、他国と比べて感染者の数を正確に把握しきれていないとも言えます。